心配していた台風が予想より早く通り過ぎてくれて太陽天気。
じっとりとした暑さの昼間から夕方はちょうどよく涼しくなり、夜になると肌寒いほどだったので見るのがとても楽でした。

さて、天気に恵まれた本番です。
今回は正面からでなく楽屋口から入ってくださいとの指定があり、初めて裏門から入場。(ちょっとドキドキ)
着替えは親が楽屋へ入ることが出来なかったので家から袴姿で行きました。
玄関出たときに近所の方が井戸端中で注目の的です。

とりあえず、玄関前で写真を撮ってばーちゃんへメール。
実は先日購入した袴が出来上がったとお店から連絡があり、じーちゃんが取りに行ってくれたのでNew袴で着付けをしたんです。(サイズ直しを頼んだ時に今日お舞台があるという話をお店の方にしていたら頑張って間に合わせてくれたみたいなのです。感謝です!!)

楽屋口で娘を先生に預け、ダッシュで入場の列に並んで端っこの出やすいところの席をゲット。

最初に先生の能楽講座があり、その中で「今年は市制50周年ということで能を学んでいる市内の子供達に仕舞を披露してもらいます」と先生のお言葉。
ドキドキです。
周りのお客さんも、「能楽をやっている子供達がいるんだ?」とかなりほんわかな見守り空気。

先輩達の仕舞3曲とその後追加で出てきた娘達が一緒になって「猩々」の連吟。
どちらも上手でかなり良い拍手をいただきました。

さて、今日の能は「安達ヶ原」。
(ちなみに観世流の題名はこれですが、他の流派だと「黒塚」といいます。)
前半は静かな雰囲気で終わるのですが、後半は一転して鬼になった老婆が出てくるのでアクティブな雰囲気になります。

…面を掛けているので前がよく見えないのにスタスタ動いてます。

さすが玄人(プロ)!!
素敵です拍手

先生の舞囃子も素敵でしたし、やっぱり年間を通してのここの能楽堂のメインイベントだけあって素晴らしかったです。
また来年も行きたいなぁ?音符